ART FORME 冨塚

美とゆとりの暮らしを具現する

アートフォルムという名の美しき提案は、ピカソの色彩とフォルムとに託された。
戸建感覚のマンションに、美と知性を内包して誕生したアートフォルム。
その歴史は浜松に文明が宿った最初の土地、ここ富塚に端緒を開いた。
アートが街に、街がアートに近づいてゆく瞬間を祝福する、光溢れるコート・ダジュールの青。

街の歴史が今に息づく場所

貝塚遺跡を目の前にする、陽あたりの良い高台。
木漏れ日が陰影を描く、湖へ続くゆるやかな坂道と、まちなかを結ぶメインストリート。
アートフォルム富塚は、自然と街、二つの生活と環境が出逢う見晴らしの丘の上に建っている。
街の営みを感じながら、アートが呼吸する空間へと帰ってくる人々を待っている。

明治中期に燈った、文明の灯

富塚には幾つもの谷と、そこを流れる川筋がある。
細く小さな支流を編んで、佐鳴湖へと注ぎ込む。かつて紙漉きが盛んだった新川のほとりに水車産業が興り、
明治二十六年の秋、県下初の水力発電による電燈がこの地に灯った。暗闇を照らす、穏やかな光。
初めてその光を受けた感嘆を、この川の流れは知っている。